いわさきちひろさんの絵に学ぶこと
私のうちの、なにもないトイレ。
見返りを求めないのは難しい。
唯一あるのが、いわさきちひろさんのポストカード「チューリップと子供」です。
数年前に、いわさきちひろさんの原画展に行き、この絵にとても感動しました。
当時私はいろいろあってかなり精神的に参っていて、心がもうボロボロの状態でした。
そんなとき、このチューリップの絵を見て、絵からあふれ出す柔らかな優しさに、ポロポロと涙があふれ出たのを覚えています。
展示会のあとがきにあった、いわさきさんのこんな言葉も、胸に刺さるものがありました。
大人というものはどんなに苦労が多くても、自分のほうから人を愛していける人間になることなんだと思います。
私はこれだけのことをしてあげてるのに、なんであなたは私にしてくれないの?
って、思ってしまい、大げんかにつながってしまいます。
金銭的なことがからむとなおさら。
私はあなたのためにこれだけお金かけてるのよ、あなたはそれに対してどう思っているのよ…と…。
無条件で人を愛せる強さがほしいのかもしれません。